防水工事の施工期間はどれくらい?工事日数と助成金について解説

防水費用

建物への雨水の侵入を防ぐために欠かせない防水工事。ベランダやバルコニー、屋上などの防水性能が低下すると、雨漏りや建物内部の劣化につながる可能性があります。しかし、防水工事を検討するときに「工事は何日くらいかかる?」「助成金は利用できる?」と疑問に感じる方も多いでしょう。この記事では、防水工事にかかる施工期間の目安や、助成金・補助金について解説します。

防水工事の施工期間は何日?場所別の目安

防水工事の期間は、施工する場所や面積、工法、建物の状態などによって変わります。一般的な住宅のベランダやバルコニーなど、比較的小規模な工事であれば、数日程度で完了するケースがあります。一方、マンションやビルなどの広い屋上を施工する場合は、下地の補修や既存防水層の撤去なども含めて、数週間程度かかることがあります。

また、防水工事では塗料や防水材を乾燥・硬化させる工程が必要です。雨や湿度などの天候によって作業ができない場合もあるため、予定していた期間より長くなることがあります。契約前に「実際の作業日数」と「天候などを含めた工事完了までの目安」を確認しておくと安心です。

工期に影響する要因

防水工事の工期は、施工面積だけでなく防水工法によっても変わります。ウレタン防水、FRP防水、シート防水は、それぞれ乾燥・硬化にかかる時間や施工の手順が異なるためです。

戸建て住宅のベランダ(10㎡程度)を施工する場合の、工法ごとの工期の目安は次のとおりです。

  • FRP防水:1〜2日程度
  • ウレタン防水:3〜5日程度
  • シート防水:2〜3日程度

※既存防水層の撤去や下地補修がない場合の目安です。天候によって前後します。

FRP防水は硬化が早く、短期間で仕上げやすいのが特徴です。一方、ウレタン防水は材料を何層にも塗り重ね、層ごとに乾燥させる必要があります。そのためほかの工法より日数がかかりやすくなります。

さらに、既存の防水層を撤去する必要がある場合や、下地のひび割れ・劣化が見つかった場合には、補修工程が追加され工期が延びることがあります。「面積が広いから工期が長い」というだけではなく、建物の状態や工法によっても総日数が変わることを覚えておきましょう。

防水工事に助成金はある?

防水工事に利用できる助成金や補助金があるかどうかは、自治体や工事の目的によって異なります。自治体によっては、住宅の改修や長寿命化、省エネなどを目的としたリフォームに対して補助制度を設けている場合があります。ただし、防水工事だけを対象としているとは限らず、対象となる工事内容や住宅の条件、申請時期などにも違いがあります。

また、助成金・補助金は工事を始める前に申請が必要となる場合があります。工事後に申請しても対象外になる可能性があるため、利用を考えている場合は、事前に自治体の制度を確認しましょう。

お住まいの自治体に助成制度があるかどうかは、自治体のホームページや窓口のほか、住宅リフォーム推進協議会の「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」でも調べられます。

なお、台風や大雪などの自然災害が原因で防水層が破損し雨漏りが起きた場合は、火災保険の補償対象になることがあります。経年劣化による傷みは対象外となるのが一般的なため、補償の範囲は加入している保険会社に確認しましょう。

工事中の生活で気をつけたいこと

防水工事の期間中は、施工場所に立ち入れなくなります。ベランダの工事であれば洗濯物を干せなくなるため、室内干しの準備をしておきましょう。また、ウレタン防水などでは材料のにおいが発生することがあるため、気になる場合は換気の方法や作業時間について事前に業者へ相談しておくと安心です。

エアコンの室外機や植木鉢など、ベランダに置いている物は工事前に移動が必要になる場合があります。自分で動かすのか、業者が対応してくれるのかも、着工前に確認しておきましょう。

まとめ

防水工事の施工期間は、ベランダなどの小規模な工事なら数日程度、屋上などの大規模な工事では数週間程度かかる場合があります。工法や建物の劣化状態、天候によって期間は変わるため、契約前に工程と乾燥期間を含めた日数を確認することが大切です。助成金や補助金については自治体ごとに制度が異なるため、工事前に確認しておきましょう。防水工事の費用については「防水工事の費用相場は?工法別単価と100万円の目安」で詳しく解説しています。