屋根の劣化が気になり工事を検討しているものの、「工事にはどれくらいの期間がかかるの?」「助成金は利用できる?」と疑問を持つ方も多いでしょう。屋根工事の施工期間は、工事の種類や屋根の面積、劣化状況によって大きく異なります。この記事では、工事の種類ごとの施工期間の目安や、工事中の生活への影響、利用できる助成金について解説します。
屋根工事にはどれくらいの期間がかかる?
屋根工事の期間は、工事内容によって異なります。比較的軽微な部分修理であれば、半日~数日程度で完了するケースがあります。
屋根塗装の場合は、一般的な住宅で7日~10日程度が目安です。高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りなど複数の工程が必要になるため、天候によってはさらに期間が延びることがあります。
屋根塗装の一般的な工程と日数の目安は次のとおりです。
- 足場の設置:1日
- 高圧洗浄・乾燥:1〜2日
- 下地処理(ひび割れ補修など):1日
- 下塗り・中塗り・上塗り:3〜4日
- 点検・足場の解体:1日
塗料は雨の日や湿度が高い日には塗れないため、梅雨や台風の時期は工期が延びやすくなります。比較的天候が安定しやすい春や秋に計画すると、予定どおり進みやすいでしょう。
屋根材を撤去せず新しい屋根材を重ねて施工するカバー工法では10日~2週間程度、既存の屋根を撤去して新しい屋根材に交換する葺き替え工事では2週間~3週間程度かかることがあります。特に雨や強風などの悪天候は工事の進行に影響するため、施工期間はあくまで目安として考え、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
屋根工事中の生活への影響と準備
屋根工事は、基本的に住みながら進められます。ただし、工事中は家の周りに足場とメッシュシートが設置されるため、日当たりが悪くなったり、窓を開けにくくなったりします。高圧洗浄や塗装の期間は塗料や水が飛ぶおそれがあるため、洗濯物は室内干しにしておきましょう。
葺き替え工事では、既存の屋根材をはがす作業で大きな音が出ることがあります。在宅勤務の方は作業時間を事前に業者へ確認しておくと安心です。また、足場の設置で駐車スペースが使えなくなる場合もあるため、車の置き場所もあわせて確認しておきましょう。
工事の種類ごとの費用については「屋根工事の費用相場|塗装・カバー工法・葺き替え」で詳しく紹介しています。
工事期間が延びる原因とは?
予定より工事期間が長くなる原因として代表的なのが、雨や強風などの天候による作業の中断です。また、屋根材を撤去した際に下地の劣化や雨漏りの跡が見つかると、追加の補修工事が必要になる場合があります。使用する屋根材の納期によって工事が一時的に止まることもあります。契約前に工程や追加工事が発生した場合の対応について確認しておきましょう。
屋根工事に助成金は使える?
屋根工事では、自治体によって助成金や補助金を利用できる場合があります。特に、断熱性能の向上や省エネを目的とした工事、住宅の耐震化、地域の景観保全などを目的とした工事が対象になるケースがあります。
ただし、すべての屋根工事が対象になるわけではなく、自治体によって制度や条件、助成金額が異なります。「工事を始める前に申請すること」などの条件が設定されている場合もあるため、屋根工事を検討している場合は、住んでいる自治体のホームページなどで利用できる制度を事前に確認しましょう。
なお、台風や大雪などの自然災害で屋根が壊れた場合は、火災保険で修理費用が補償されることがあります。経年劣化による傷みは対象外となるのが一般的なため、被害を受けたら早めに加入している保険会社へ相談しましょう。
まとめ
屋根工事の施工期間は、部分修理なら半日~数日程度、屋根塗装なら7日~10日程度、カバー工法なら10日~2週間程度、葺き替えなら2週間~3週間程度が一つの目安です。工事中も住みながら過ごせますが、足場の設置による日当たりや洗濯物への影響もあらかじめ確認しておきましょう。工事を検討する際は、施工期間だけでなく助成金の有無まで確認し、余裕を持って計画を立てましょう。





